筆記具2種
私は文房具が好きです。字を書くのが好きなので、特にペンは新しいものを見ると試してみたくなります。
先立つものがないので安いものばかりですが、ペンを試す楽しさは安くても良いものがある、というのもありますね。
最近買ってみたのが右の万年筆と、左の筆ペン。
万年筆はプラチナ万年筆の「プレジール」。1本1000円の格安万年筆ですが、これがかなり好みでした。
万年筆はラミーのサファリとパイロットのカクノという、これまた安価なものをずっと使っていたのですが、プレジールを買ってからこの2つは全く使わなくなってしまいました。
カクノはやっぱりアラフォーのおっさんが仕事で使うにはちょっとかわいすぎるのと、ノートに対してニブ先がやや引っかかるような感じがするのがイマイチでした。標準のインクが多くのノートで滲んでしまうのも気になっていました。
一方サファリにはあまり不満はありません。ガッチリとして一切しならないニブとあまり滲まないインクが水性ボールペンのような扱いやすさ。でもボールペンと違って筆圧をかけなくてもスラスラ書ける。
それでも最近はプレジールを選んでしまうのは、
・サファリよりも細い線が書ける。細かい文字が描きやすい。
・角のない軸胴が手に当たらない。
・微妙にしなるニブによって、筆っぽいハネやハライの文字が書ける
といったところが気に入ったポイント。
色はバリ・シトラスという、少し緑がかった抑えめのイエロー。「カラー・オブ・ザ・イヤー 2018」として最近追加された色で、最初はちょっと派手かなと思ったのですが、使っているうちに上品な色に思えてきました。あまりない色で、仕上げもきれいなので結構お気に入り。
フロスティブルーやガンメタルもかっこいい色なんだよな……。
で、筆文字のようなものが書きたいならいっそ筆ペンにしては?と思って買ったのがもう1つの筆ペン。呉竹のCOCOIROというものです。呉竹は筆ペンのブランドとして有名ですね。
このCOCOIROはペン先とインクカートリッジがセットになったリフィルを本体に挿して使います。このリフィルがいわゆる筆ペンのペン先になっています。今回はリフィルとしては黒色インクの極細を選択。
変わっているのがリフィルを挿したときの形状。
軸胴のお尻からリフィルの先が飛び出しています。これはあまりない形ですが、考えようによってはノック式のボールペンのように見えなくもないかも。
使うときはキャップを軸のお尻側につければ、このリフィルの出っ張りは見えなくなります。
書き味は悪くないです。細い線も書けるし、ちゃんと毛筆らしい線の強弱やハライの時の筆跡なんかも出ます。
ただ、しばらく使ってみて次の2点が気になりました。
・すぐにキャップをしないとペン先がすぐに乾く。
・本体からリフィルのペンの付け根部分も出ているのですが、ここが本体と太さの差が大きく、握り方によってはすごく持ちづらい。
特に後者は長時間の筆記にはかなり影響が出ます。
本体についてはリフィルのペン先の付け根部分まで覆うタイプの本体もあるようなので、そちらを買うという手もあります。
(確か1200円くらいしたと思うので、ちょっと躊躇う値段ではありますが)
とりあえず2本とも仕事用ペンケースの常駐メンバーに入っています。
良い文具との出会いは、仕事を楽しくしてくれますね。