海女小屋で腹いっぱい貝を喰らってきた話
更新間隔が空いてしまいました。
冬場はナンチャッテなサイエニストには、ネタがない季節ですね。
というわけで、畑には関係ないネタを。
私は大学時代の先輩と年1回程度遊びに行っています。
ただ飲みに行く、というのではなく、観光やグルメを志向した小旅行といった感じです。
今回は伊勢志摩へのグルメ旅でした。
目指すは相差という町です。
今は鳥羽市の一部となっている、海沿いの小さな漁師町という風情の町です。
温泉もあるようですが、観光では魚料理を売りにした民宿がメインのようです。
素潜りで漁を行う海女さんも多くおられるようで、そうした海女さんが漁のあと体を休める海女小屋で食事ができる、という施設もあり、今回はそんな観光海女小屋の一つに行ってきました。
相差には大阪から車で約2時間半といったところでしょうか。
三重県の地図を見ると太平洋にぽこっと突き出た半島が中央部にありますが、まさにこの半島の北側あたりです。
現地までは意外に山の中な道が続きます。
海女資料館に到着。今回伺う海女小屋はこちらが窓口になっています。
予約した時間までまだ少し時間があったので、すぐ近くの石神さんという神社に行ってみました。なんでも女性の願いをひとつ叶えてくれるそうで、意外なほどたくさんの女性参拝客がいました。
こちらはおっさんチームなので一通り参拝して、海女小屋に向かいました。
場所は相差の漁港と目と鼻の先、というか漁港の中でした。
観光用なので、けっこう広い小屋です。
相差かまど、という名前ですが、「かまど」は海女小屋を指す言葉だそうで、相差かまどという名前の施設は複数あります。ここは前之浜店?でした。
振り向けばそこは港で、水揚げした魚を入れておく生簀などが置いてありました。
中央に魚貝を焼く焼き場があり、海女さんが付きっきりで焼いてくれています。
そこを囲むようにテーブルが配され、焼いていることろを見ながら食事ができます。
テーブルまでは、これまた海女さんが焼けた貝や干物などを持ってきてくれます。
季節によって内容は変わるようですが、この日は、アジの干物、カキ、大アサリ、サザエ、ヒオウギ貝でした。
貝は大ぶりなものが2つづつ!
締めはウニの炊き込みご飯と餅入りのみそ汁。
おっさんには腹いっぱいになるボリュームでした。
値段は3500円、別注で伊勢エビ、アワビも頼めます。缶ビールもありますよ。
この日は忙しくてあまり話はできませんでしたが、海女さんが色々な話もしてくれます。
食事だけではなく、ちょっと漁師の雰囲気も味わえる、なかなか面白いところでした。
交通の便がいいとは言えませんが、貝が好きな方なら一度行ってみる価値はあると思います。